仕事や家事で忙しい人でもできる、長期投資、インデックス投資の方法をイチから解説します。

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インデックス投資は「資産配分」が成功のカギ

投資のリスクを理解して「資産配分」を考える

インデックス投資の成否、つまり利益がどれだけ得られるかは、資産配分によって大きく決まる。

投資の世界ではよくこの言葉が聞かれ、ことインデックス投資においては資産配分は最も重要、と言っても過言ではないくらいの意味を持ちます。

ここでいう資産配分とは「投資先のどれだけを株式にして、どれだけを債権にするか」といったような投資先の比率のことを指します。
投資先は、株式と債券のほかに、不動産や先物取引、金など多くの種類がありますが、基本は株式と債券になります。

なぜインデックス投資において資産配分がそれほど重要なのか?

それは、資産配分によって将来的に期待できる利益と投資によって損をするリスクが大きく異なってくるからです。
そして資産配分によってリスクコントロールが統計的に可能となるからです。

今回はインデックス投資と資産配分の関係について詳しく解説していきます。

資産配分は投資の勝敗を左右する

先にも述べたように、金融の世界では「投資の成果は資産配分でほとんど決まってしまう」と言われています。

逆に言えば、個別の銘柄の選択や投資のタイミング(株を売るときや買うときのタイミング)ではなく、資産の配分がなによりも重要になるということです。

これまでの一般的な株式投資では株を安い時に買い、高いときに売るという「投資タイミング」がセオリーであり、重んじられてきました。
もしすでに個別株投資の経験のある方ならそれはよくわかっていることでしょう。

しかし、インデックス投資では、いかにうまく資産配分し、期待されるリターン(投資によって得られる利益)と損失リスクを適切にコントロールしていくかが大切なのです。

投資する国や地域、そして資産の種類によって期待されるリターン(利益)、そしてリスクは大きく異なります。

インデックス投資では、株式と債券という値動きが違う資産クラスの投資信託を組み合わせることによって分散効果が働きます。

資産クラスをうまく組み合わせた結果、期待リターンはそれほど下げず、なおかつリスクを効果的に下げる効果があるのです。

資産配分を決める大前提はリスク許容度

インデックス投資は資産配分が重要だと説明してきましたが、インデックス投資では資産配分についてひとつの大前提、そして資産配分を決める重要なポイントがあります。

資産配分を決める大前提とは、自分のリスク許容度を把握し、その範囲に収まるように資産配分を作っていくということです。

自分のリスク許容度を具体的にいうと、「自分が投資で損をしても耐えられる最大の損失額」です。
もっと具体的にいうと、「毎年〇〇万円までの損失なら耐えられる」という心理的限界点、リミットのことです。

損失に対するリスク許容度が高ければ、損失を出すときのリスクは上がるけど、その分期待リターンも上がる資産配分ができるということです。

ある人が「1年間に100万円までなら損をしても大丈夫」とわかれば、一年間に投資できる金額を導き出すことができます。
投資においては希望するリターン、つまり「どれだけ儲けられるか」ではなく、「最悪、ここまでなら我慢できる」という範囲を決め、そこから資産配分を決めていくべきなのです。

リターンから資産配分を決めると、どうしてもリスクの理解・認識が手薄になりがちになります。

自分のリスク許容度を超えるリスクが伴うと、心理的に辛くなり、耐えられなくて投資を止めてしまうというパターンにもなりかねません。
実際、期待リターンを優先してリスク許容度を超える投資をしていて、途中で怖くて投資を止めてしまう例は少なくないのです。

 

インデックス投資の資産配分を決めるときの注意点

では資産配分を決める注意点について書いていきます。

投資信託に投資するインデックス投資ではよく、「試算によると将来の年金では、生活費が〇百万円足りなくなるので、毎年〇%のリターンが見込めるように資産を配分しましょう」手順が紹介されていることがあります。

しかし、目指すリターン(毎年資産が増える見込み、年率○%)から資産配分を決めると、大きな問題が出てしまいます。なぜ、目標とするリターンから資産配分を決めてはいけないのでしょうか?

それは、インデックス投資のメリットである効果的なリスク分散とリスク分散効果によるリスクの低減が効かなくなってしまうからです。

効果的な資産配分の原則

それでは、インデックス投資の資産配分のポイントについてさらに詳しく見ていきます

例えば、投資信託を100万円分買ったとします。そして投資信託の投資先はすべて株式だとします。こうすると、運用する投資信託の比率は株式が100%、債券などほかの資産クラス(投資先の種類)は0%ということになります。

こうすると、年間で得られる利益(リターン)は高くなりますが、その分損失を出す可能性は高くなります。

しかし、ここで資産クラスを株式と債券に分散してみるとどうなるでしょうか?例えば、50万円分を株式クラスにして、債券を50万円分にして投資信託を組み合わせます。こうすると資産配分は株式50%、債券が50%となります。

こうすると、株式100%のときより期待リターンは下がりますが、その分損失リスクも低く抑えることができます。

こうして資産クラスをうまく配分することによって、期待リターンとリスクをコントロールします。
これがインデックス投資の資産配分の大きなポイントです。

年齢によってインデックス投資の資産配分は異なる

一般的に、資産クラス(投資先の種類)で株式の比率が大きくなるほど、損失リスクも高くなります。

このことを踏まえて、インデックス投資では年齢やライフステージ、自分のリスク許容度に合わせて資産クラスを組み合わせていくわけです。

20代や30代であれば、大きな損失が出ても働いてリカバリーできる時間が十分に残っているので、株式の比率を積極的に上げることもできます。

しかし40代や50代であれば、大きな損失が出るとリカバリーも利きにくくなります。そのため、資産配分は株式を減らして損をするリスクをなるべく減らし、資産を守る投資戦略に切り替えていく必要があります。

ただし、誰もがこれに当てはまるのではなく、実際は個人の資産状況や家族構成、目標やリスク許容度などによって個人個人で違ってきます。

このため、自分で具体的な目標やリスク許容度を決め、そこから資産配分をしっかりと考えて決める必要があるのです。

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