仕事や家事で忙しい人でもできる、長期投資、インデックス投資の方法をイチから解説します。

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インデックス投資とコロナショック

コロナショックの今だから見直したいインデックス投資の目的


新型コロナウイルスの影響は世界中に大きな経済不安を与えています。

読者さんの中には中長期の資産形成を目的にNISA(少額投資非課税制度)やiDeCoで長期投資を始めた人も多いと思います。そのさなかで起きた新型コロナウィルスで起こった、コロナショック。

コロナショックを経験し、今後の長期投資と運用について不安な気持ちが芽生えている方も多いのではないでしょうか?

毎日毎日コロナ関連のニュースにあふれ、経済に対する影響を報じるニュースも多いですよね。自粛を強いられて長期間営業活動ができなかったり、営業規模の縮小を余儀なくされたことで、廃業に追いやられたり、仕事が減って収入も減り、家計が不安定になっているところもとても多くあります。

こんな状況では、先々の経済にも不安が募り、それは長期投資をするわたしたち投資家にも重くのしかかります。

しかし、コロナショックの今だからこそ、当初の目的に立ち返り、現在の投資方針や投資手法を見直す絶好のタイミングとも言えます。インデックス投資は確かに日々やるべき作業は少ないのですが、投資家それぞれの明確なゴールやゴールに至るまでの適切なロードマップ作りは必要です。

適切なロードマップを作るために提案したいのがGBA(Goal Base Approach)アプローチです。ここでは、投資の目的・目標を持つことの重要性と、達成するためのアプローチ「GBA(ゴールベースアプローチ)」について紹介します。

今回は、NISA(小額投資非課税制度)を何となく始めて利益が出てしまった人は今後5年でさらにステップアップするために、そして現在成果が出ていない人やこれからNISAを始めようとしている人にも役立つ「今やるべきこと」をご紹介します。

目的が明確になることで、投資をより「自分ごと化」できる

ポイントは、「自分ごと化」することです。今30歳の方が、60歳までの30年で老後資金の2,000万円を貯めるという目的なら、逆算するとそれほど無理をしなくても可能です。

元金がゼロだとしても、「つみたてNISA]で月に3万円ずつを想定利回り年率3.8%で運用できれば、30年後には元金が1,080万円、運用収益が複利で929万5,000円、トータルで2,009万5,000円になります(コストは含まず)。あえてリスクを取り過ぎる合理性はありません。

今40歳の方が、60歳までに3,000万円貯めたい場合は、20年で3,000万円の資産を作ることが目的となります。その場合、月に5万円ずつ積み立てたとしても、達成するためには年想定利回りが8.2%必要です。少しハードルが高くなります。ある程度リスクをとる合理性もあるわけです。

「GBAアプローチ」とは長期投資においてゴールや目的をきちんと持つことである。


覚えていますでしょうか?2019年6月に公表された金融庁の資料で話題となった「老後資金2,000万円問題」。老後資金問題で、国民の(将来への)投資に対する意識は大きく高まりました。

19年10月にカルチュア・コンビニエンス・クラブとSBIネオモバイル証券が、20~69歳の男女10,032名に行った『投資に関するアンケート調査』というものがあります。

アンケート調査では「お金を増やしたいと思っている人」の割合は全体で85.2%にまで達しています。その理由として多い回答の1位が「老後の生活資金のため」の63.4%、2位が「いざという時に使えるお金を持っておくため」の62.8%、3位が「生活のレベルを上げたいから」の42.0%でした(複数選択)。

さらに、「興味のある投資方法」についても複数選択で聞いています。1位は「株式投資」の33.2%、2位は「NISA」の23.1%、3位は「投資信託」の18.8%、4位は「iDeCo」の14.2%、5位は「外貨預金」の13.8%でした。

「投資に興味をもっている人」の割合は50.8%であり、もっとも投資に興味が高いのは30代で、年代が上がるほど投資に対する興味は低下していきます。

30代は投資に対する興味が一番高い年代であり、特に株やNISAに興味があるという平均像が見えてきます。そして、30代は結婚したり子どもが生まれたり、家を買ったりと、ライフスタイルが大きく変わる年代でもあります。

だからこそ、若いうちに投資に関する習慣を身に付けておきたいのです。

「とりあえずNISAを始め、結果もまあまあ」だった人の中で、投資の目的・目標が明確になっていて、さらなる目標達成のために何をすべきかを把握している人は恐らく少ないでしょう。

投資の目的・目標、必要な資金は、年齢、結婚、子供、住居形態などのライフプランによって大きく変わります。以下の「投資のためにクリアにしておきたい4項目」を参考にご自身で考えてみましょう。

GBAを行うために必要な4項目

1.投資の目的・目標:最終的にいくら稼ぎたいのでしょうか?また、何のためにお金を稼ぐのでしょうか?
2.投資の期間:何歳から初めて何歳までに目標額を稼ぐのか
3.投資の目標金額:いくら稼ぐのが目標か
4.投資に回せる金額:投資できる金額はどれくらいあるでしょうか?

目的を実現する逆算の発想「GBAアプローチ」とは?


次に、目標から逆算してアプローチ方法を決定します。このようなアプローチをGBA(ゴールベースアプローチ)といいます。

例として、カレーライスを初めて作ろうと思ったら、いきなり野菜を切り始めるよりも、ゴールであるカレーライスをまずイメージします。「キーマカレー」だとしたらイメージに近い完成形をネットの画像で確認するのも有効でしょう。

次に、「キーマカレー」の材料と作り方を料理レシピサイトで調べます。専門家や先人の知恵を借りることで、初めての人でも、材料も時間もムダにせず効率的に「キーマカレー」を作ることができます。

GBAもそれと同じことです。ビジネスプランの立案などによく使われるGBAは資産運用でも有効で、資産運用の本場である米国でも広く取り入れられています。

アプローチ手法を決めたら、年に1〜2回メンテンナス(リバランスと呼ばれる作業)を実施し、ゴールに対する進捗度を確認します。

進捗度を確認し、目標と現状の差分を把握し、今のままで最終的なゴールを実現できるかどうかに注目しましょう。別に目的や目標を途中で変更することも全く問題ありません。生きていれば経済状況や自分の目標が変わることはよくあることなのです。

その上で、「毎月の積立金額の増額」「運用リスクを上げてみる」「運用期間を当初よりも延長する」などの具体的な改善案を考えます。

次にそれらの改善案を実現するために改善策を考えます。例えば、「毎月の積立金額の増額」という改善案なら、「節約をする」「副業をして収入を増やす」「キャリアアップを通じて年収を上げるためにスキルを磨く」など、具体的な改善策を決めます。

他の改善案についても同様に洗い出し、最終的に「実行期間」「コスト(費用)」「実行ハードルの高さ」といった観点から優先順位を決めます。

何でもかんでもやろうとすると途中で挫折してしまうので、優先順位が高い3つ〜5つを決めて、着手してみるといいでしょう。このように、具体的な行動案まで整理にすることで、振り返りがしやすくなり、何よりもやるべきことが明確になるのでモチベーションが高まります。

 

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